何者にでもなれたはずの何者でもない者

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『何者にでもなれたはずの何者でもない者』

たしか、アメリカのロックバンドのパールジャムの曲の歌詞でそんなフレーズがあったな。

アイデンティティやセルフイメージで、そんな自分を描いていたから、特に記憶に残っていたのかもしれない。

それは、良くも悪くも何かにカテゴライズされることを嫌うという性格に表れている。

だから色々なことに首を突っ込んで体験してみたくなる。

例えば、MMA(総合格闘技)。

MMAに限らず、ボクシング、キックボクシング、柔術など、格闘技全般を見るのが好き。

で、自分で実際やってみたくなる。

しかし、実際に本格的なジムに入会してやってみると、なかなかキツイ。

そんなわけで、数年間ジムに通ってはいるものの、フィットネス会員的な健康のためにたまに運動してます的な活動にとどまっていた。

そんなんだったら自宅で筋トレしたっていいし、自分でランニングしたっていいし、ジムの会費ももったいないから辞めようかと迷っていた。

で、休会や退会に関するルールを確認するためにジムのホームページを見てみたら、そこにジムの代表のSNSの文章が載っていた。

内容は忘れたが、やっぱり真剣に格闘技に取り組んでいる人の言葉は胸に響く。

そんなわけで、月に3回程度しか通っていなかった人間が、最低でも週に3回は通うようになった。

すると、驚くべき心身の変化が。

まず、ストレスが原因でここ数カ月続いていた、歯の食いしばりが緩和された。

で、睡眠の質が上がったのか、短時間の睡眠で寝不足を感じず、日中に睡魔に襲われることもない。

まぁ、体を動かすことでストレスが発散されるのはわかるけど、体は疲労しているはずなのに短時間睡眠でも快活になれるのには驚いた。

きっと、本来の活力が覚醒されたんだろう。

そもそも、ジムから足が遠のいて、行っても軽い運動しかしなかったのは、ジムでの運動の疲労が日々の生活に悪影響を及ぼすと考えていたからだ。

でも、実際は真逆でとても良い影響を及ぼしている。

何事も実際に自分でやってみないとわからない。

来週からは、ずっと避けてたグラップリングや柔術にも参加しよっと。

そんなわけで、自分に変化を起こしたければ、自分の行動を無理やりでも変化させるのが効果てき面。

そのトリガーは、真剣に頑張っている人とのふれあい。

それが、リアルなふれあいでもいいし、WEB上の文章に触れるのでもいい。

どんな情報に触れるかで、思考が大きく変わる。

そして物事は連鎖するので、もう何年間も文章によるアウトプットなどしてなかったのに、急にしたくなった。

そこからさらにどんな連鎖があるのか楽しみだな。

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